小林内科クリニックにおける研究・業績報告




令和1年度(平成31年度)

8回臨床高血圧フォーラム(201951112日@久留米)において、
小林雄祐医師が当クリニックにおける遺伝子研究の成果を発表し、
Young Clinician Award (YCA)優秀賞を受賞し、表彰されました。

 

発表演題名:

小林雄祐医師「ATP2B1遺伝子の一塩基多型は治療抵抗性高血圧と関連する」

 

(関連するWeb site

日本高血圧学会:http://www.jpnsh.jp

8回臨床高血圧フォーラム:http://www.c-linkage.co.jp/55jscdp-jshforum8/jshforum8/

   
左写真:発表する小林雄祐医師     右写真:表彰される小林雄祐医師

 

平成30年度

 第27 回国際高血圧学会(北京、2018920日〜923日)において、小林雄祐医師が発表指導を行い、済生会横浜市南部病院 初期臨床研修医の西澤芙美香先生(口演発表)、二町尚樹先生(口演発表)、森田隆太郎先生(New Investigator Poster Presentation Award Session)、横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科の鈴木将太助教(口演発表)、横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科学の鍵本美奈子大学院生(ポスター発表)がそれぞれ生活習慣病関連の臨床研究発表を行いました。

 また、森田隆太郎先生、鈴木将太助教はTravel Grant Awardを受賞しました。

 

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左より、二町先生、森田先生、鍵本先生、小林医師、鈴木助教、西澤先生

 

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発表ポスターと鍵本先生

 

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発表する小林医師

 

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発表する西澤先生

 

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発表する鈴木先生

 

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発表する森田先生

 

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発表する二町先生



小林雄祐医師と院長らが、「Atherosclerosis of the carotid bulb is associated with the severity of orthostatic hypotension in non-diabetic adult patients: a cross-sectional studyと題して、頸動脈エコーで測定した頸動脈球部(分岐部)のIMT(動脈壁の厚さ)が起立性低血圧の重症度と関連するという内容の研究結果をClinical and Experimental Hypertension誌に報告しました。
頸動脈球部は総頸動脈が内頚動脈と外頸動脈に分岐する部位であり、圧受容体(血圧のセンサー)が多く存在する部位ですが、その部位の動脈壁の厚みが増すことで圧受容体機能(自律神経機能)が低下し、起立時の血圧低下(血圧調整の破綻)につながっている可能性を初めて報告した論文です。


2018年4月19日 掲載された論文のページ↓
https://www.tandfonline.com/eprint/kQVCfm7wvBiADvpUFpZ6/full



平成29年度

第29回 血圧管理研究会(2017年12月2日:京都)において、済生会横浜市南部病院 腎臓高血圧内科 大城由紀先生に、「腹囲-BMI比は動脈硬化や起立性低血圧ならびに筋肉量低下に関連し、サルコペニア肥満を予測する」と題して、当院における体組成計を用いた研究成果を発表していただきました。




小林雄祐医師が、2017106日~108日にシンガポールで開催された13th Asian-Pacific Congress of HypertensionにおけるISH (International Society of Hypertension) New Investigator Symposiumにてポスター発表を行い、ISH New Investigator Committee Poster Presentation Awardを受賞し、表彰されました。


 



小林雄祐医師が、パドヴァ大学短期留学中に同大学のGian Paolo Rossi教授や、東北大学の佐藤文俊教授らと共に執筆していた、「Monozygotic twins discordant for primary aldosteronism: a case report」と題した世界で初めてとなる、一卵性双生児における原発性アルドステロン症の不一致例の症例報告がJournal of Human Hypertension誌のLetter to the Editorとして掲載されることが決まりました。





第6回臨床高血圧フォーラム(岡山:平成29年5月13日~14日)において、横須賀市立市民病院 腎臓内科の下木原久美先生に「中高年の生活習慣病患者において内臓脂肪型肥満を認めながらもBMI低値であることは動脈弾性低下、起立性低血圧のリスクである」と題して、研究発表をしていただきました。
この研究発表は、実地医療優秀賞を受賞し、表彰されました。
研究発表を指導した小林雄祐医師は、3度目の同賞受賞となりました。

また、横浜市立大学医学部 循環器・腎臓内科学 角田剛一朗大学院生に「CAVIと短時間心拍変動解析を用いた起立性低血圧・高血圧の病態の差異の検討」と題して、研究発表をしていただきました。

  

  



平成28年度


小林雄祐医師が国際高血圧学会の今月(2017年1月)の注目する新しい研究者として学会ホームページ上に写真つきインタビューが掲載されました。



International Society of Hypertension NEWShttp://ish-world.com/news/a/Yusuke-Kobayashi-interview-January-new-investigator-of-the-month/



第26回国際高血圧学会(ソウル:平成28年9月24日~29日)において小林雄祐医師が「Intima-media thickness of the carotid bulb is associated with worsening of orthostatic hypotension in patients with metabolic disorder」と題して、頸動脈エコーでの頸動脈球部のアテローム性動脈硬化が起立性低血圧を悪化させることに関して発表し、Austin Doyle Awardを受賞しました。

Austin Doyle Awardは、2年に1度開催される国際高血圧学会において、最も優秀な独創性のある臨床研究発表を行った若手研究者に与えられる賞です。

26回国際高血圧学会HP
http://www.ish2016.org/
International society of hypertension news (受賞に関する報告)
http://ish-world.com/news/a/Congratulations-to-the-ISH-2016-Award-Winners/
International society of hypertension news (歴代の受賞者一覧)
http://ish-world.com/activities/austin-doyle-award.htm




発表の様子

 

表彰式の様子

 
昨年の欧州高血圧学会で久しぶりの再会を果たしたGian Paolo Rossi先生が、
発表を聴きにお越しくださいました。



皆様のご協力により進められています研究の成果として、

「Relationship between Arterial Stiffness and Blood Pressure Drop During the Sit-to-stand Test in Patients with Diabetes Mellitus」

と題して、糖尿病患者さんではCAVIが高いほど立った時に血圧が下がりやすい(起立性低血圧)ことを小林雄祐医師、小林英雄院長らが報告しました。

この研究成果は、Journal of Atherosclerosis and Thrombosis誌に掲載されます。
(掲載号が決まるまで下記に早期掲載されています)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jat/advpub/0/advpub_34645/_article





第5回臨床高血圧フォーラム(東京:平成28年5月14日~15日)において、小林雄祐医師が「生活習慣病患者においてCAVI高値は慢性腎臓病発症と関連する:2年間の前向き観察研究より」と題して発表を行いました。




第18回国際腎臓栄養代謝学会(沖縄:平成28年4月19日~23日)において、井上典子先生に「Ameliorating effect of eicosapentaenoic acid (EPA) supplementation on ankle-brachial index (ABI) in hemodialysis patients」(血液透析患者におけるEPA製剤による動脈硬化指標ABI改善効果)と題して、EPA+DHA製剤によるレムナント様リポ蛋白コレステロール(超悪玉コレステロール)減少を介したABI改善効果の可能性に関して発表を行っていただきました。

 



平成27年度

第27回血圧管理研究会(代表世話人:日野原重明先生、京都:平成27年11月28日)において、小林雄祐医師が「Decreased arterial elasticity and atherosclerosis of carotid bulb are involved in increase in severity of orthostatic hypotension」(動脈弾性低下と頸動脈球部のアテローム性動脈硬化は起立性低血圧の重症化に関わる)と題して、頸動脈超音波検査において頸動脈球部のIMT肥厚が、CAVI高値や起立時の血圧低下と関連する(頸動脈球部の血管の厚みが、全身の血管の硬さや、起立時の血圧低下を重症化させる)という内容の発表を行いました。





第25回欧州高血圧学会(ミラノ:平成27年6月12日~15日)において、小林雄祐医師と小林英雄院長が「Increased arterial stiffness assesed by CAVI and decreased heart rate variability while orthostatic stress both independently predict orthostatic blood pressure decrease」、「Association of CAVI and orthostatic autonomic nervous response with visit-to-visit variability of blood pressure」の2演題のポスター発表を行いました。





様々な国の研究者が集まり、発表に関して活発に議論が行われました。
また、高血圧に関する最新の知見を得る良い機会となりました。



小林英雄院長のクリーブランドクリニック留学時代の旧友であるGian Paolo Rossi先生と30年ぶりに再会しました。
Gian Paolo Rossi先生は現在イタリアPadua(Padova)大学教授であり、原発性アルドステロン症(高血圧の原因の5-10%に認められると考えられている疾患)の世界的な権威として有名な先生です。





第4回臨床高血圧フォーラム(福岡:平成27年5月23日~24日)において、横須賀市立市民病院 腎臓内科研修医の杉浦康之先生に「動脈硬化指標CAVIならびに自律神経指標のとしての心拍変動性と頸動脈の部位特異的IMTとの関連」と題して、当院において平成26年10月から検査を始めている頸動脈エコーに関する研究発表をしてもらいました。
この研究発表は、実地医療優秀賞を受賞し、表彰されました。
研究発表を指導した小林雄祐医師は昨年に引き続き、2年連続での同賞受賞となりました。
また、小林雄祐医師は「動脈弾性指標CAVI高値と起立負荷時の心拍変動性低下は独立して起立l時血圧低下を規定する」に関して発表を行いました。


杉浦康之先生の発表



表彰された杉浦康之先生
 


小林雄祐医師の発表




平成26年度


第26回血圧管理研究会(京都:平成26年11月29日)において、横須賀市立市民病院腎臓内科の石黒裕章先生に「Clinical implications of initial blood pressure response to sit-to-stand orthostatic stress test」と題して、CAVIが高値で動脈硬化が進んでいる人ほど起立直後の血圧低下が生じやすいという結果に関して発表をしてもらいました。

石黒裕章先生の発表






第37回日本高血圧学会総会(横浜:平成261017日~1019日)において、「受診間血圧変動の原因としてのCAVIならびに起立負荷時自律神経反応の関連性の検討」に関して発表を行いました。


 57回日本腎臓学会学術総会(横浜:平成2674日~76日)において、横須賀市立市民病院研修医の東裕勝先生に「非糖尿病患者における腎機能と起立時血圧変化の関連性、そのメカニズムとしての自律神経機能の関与の検討」に関して発表してもらいました。

東裕勝先生の発表



 第3回臨床高血圧フォーラム(広島:平成26524日~525日)において、小林雄祐医師が「起立性低血圧患者における動脈硬化指標CAVIと体位変換時の自律神経反応性の評価」に関して発表を行い、実地医療優秀賞を受賞して表彰されました。

 

小林雄祐医師、表彰式にて

   

   


平成25年度

 
第36回日本高血圧学会総会(大阪:平成251024日~1026日)において、横浜市立大学医学部医学科5年生の富田啓人君と新居田翔子さんにそれぞれ「脂質異常症症例におけるCAVIを用いた動脈硬化の進展程度評価とその関連因子の検討」、「起立性低血圧に対する動脈硬化指数CAVIと自律神経機能の関連の評価」に関して発表してもらいました。

富田啓人君の発表

 

富田啓人君と、発表指導した小林雄祐医師

 

 新居田翔子さんの発表







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